8月23日、上野駅。
ついにブルートレイン最後の運転が幕を閉じました。
あの美しいブルーの列車がもう走らないと思うと結構ショックですね~。
さて、そんなブルトレレス症候群の症状のひとつかもしれませんが、
勝手に未来予想図を描き始めてしまいました。
●そもそもの廃止要因を探る
ここ数年、廃止の話が出る度にでた理由付けがいくつかありますね。
【1】 車両の老朽化
【2】 利用率の低下
別の理由としては・・・
【※1】 収益率の低さ
【※2】 電気の規格変更(青函のみ)
【1】 車輛の老朽化 から検証・・・
14系・24系といったいわゆる新系列のブルートレイン車両は1972年~80年に製造。すでに40年前後経過した車両ばかりです。
ということで、老朽化というのは確かに正当な理由ということが出来ます。
では、カシオペアのE26系にまで 「老朽化」 という言葉を使うことについてはいかがでしょう?
こちらは20年にも達していませんので、額面通りに「老朽化」 を受け止めることは??です。
それで、本当の問題点は「年数による老朽化」 よりも 「設備の陳腐化」 ではないでしょうか。
★高級感★ 豪華列車を謳うカシオペアですが、
トワイライトエクスプレスの方が高級感があった
と述べる人も少なくありません。
それぞれのコンセプトの違いと言ってしまえばそれまでですが、
「旅の高揚感」を演出する高級感が欲しいと感じる部分はあります。
★電気コンセント★ また、電気カミソリを念頭に置いたコンセントはありますが、
現代人の生活を考えるとUSB充電を可能にしてあげてはいかがかと思います。
USBポートを設けておいて、持ち込みコードで充電。
持っていない人用に自販機で販売(100均レベルでいいですよね)。
★Wi-fi(インターネット環境)★
長距離の寝台特急に乗った時に感じたことは、
インターネットがつながらないという不便さ。
POCKET Wi-fi(WiMAX/Emobileとも)がプツプツ切れてしまう歯がゆさ。
現代人にとって不可欠になりつつあるネット環境が車内で安定して得られたら、
列車に乗って移動したいと思う人が少なくないと思います。
★展望室の価値★
カシオペアもトワイライトエクスプレスも同様ですが、
機関車が牽引する以上避けられない問題が展望室の上下差。
下り列車は「過ぎ行く景色を独り占め」、上り列車は「機関車を独り占め(笑)」。
*** 設計から考える ***
偉そうなこと書いてすみません。
でも、思ったのは、両方向展望スイートの車輛を作ると人気が出るのではないかと思うのです。
こう書くと、トワイライトエクスプレス瑞風のマネと思われるかもしれませんが、
瑞風では、展望部分はパブリックスペースですね。

JRが株式会社になっている以上、収益を上げないと株主に申し開きができないという状況なので、
この展望室車両を豪華列車のイメージリーダーにすることが良いと思うのです。
同じ形の部屋ですが、先頭部の方が人気が出るでしょうから10%~20%高額でもいいかと思います。
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なんてことを考えながら車両のイラストを描いてみました。
デザインは、あそぼーい!やシルフィードなどがイメージベースになっています。

収益性の確保(定員数の確保)を考えて、
両端の車両のスイートは一両の半分弱を想定しています。
2両目以下を描いていないところがまだまだ未完成なところですが、
まぁ、たんなる夢を描いたに過ぎない「新型北斗星」ですので、
遊びのつもりでご覧くださいね。
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