前回、太平洋フェリー・いしかりへの搭乗まで書きましたが、
Wifi環境がなかったためようやく続きを書ける状態になりました。
さて、書くことは山ほどあるのですが少しずつ行きますね。
今回は船室と出港。
位置的にいうと、まだ仙台をでません(笑)。
まずは自分たちのスペースB寝台へ!
フェリー・いしかりにはいくつかのタイプの船室があるのですが、
やはり、鉄っちゃんとしては「B寝台」という響きにものすごく魅力を感じます(笑)。
(1等とかがいい人って、何歳なのでしょう?)
ちなみに、私たちがとったB寝台の位置は5~7階ある中の一番下、
5階で、一番船尾側にあります。
扉を開けると、正面に見えるのが船の側窓。
そして、向かった左も右も同じような形をしていますが、すべてB寝台です。
写真では、すぐ右の下の方に「ごみ投入口」が見えますね。
そのすぐ隣が階段になっていて上段寝台が左右に。
その向こうの入口は下段寝台が左右に。
またその向こうの入口は上段といった具合です。
一方、左側はその反対となっています。
中に進むとこんなスペースになっているB寝台。
とても安くて乗船できる、素敵なカプセルホテル船室です。
この形が向かい合う2つで一つのエリアを構成しているので、
家族や友達との旅行に向いていると思いますね。
清潔感もあって快適でした。
私たちは下段でしたが、左端に写っている階段(4段ほど)を上ると向かいの上段です。
逆向きに撮影するとこんな形をしているB寝台です。 ↓
転落しないように、少しの出っ張りがあるのがわかりますね。
読書灯とシンプルな網棚がついているのでスマホ等を置けますね。
20時間ここで過ごすわけではなく、パブリックスペースが充実していますから、
本当にこれで十分だなと感じました。
上から引き下ろすようなロールカーテンがありますので寝る時も安心。
防犯上の役割もいくらか果たしていました。
(この観点では目線にあたる上段より、低い位置の下段の方が安心感があります)
ただ、少々熱がこもりやすいように感じましたので、横開きの方がいいんじゃないかな。
左右に縦長の銀色の部分があってこれが通気口ですが、これだけではちょっと不十分。
奥の黒っぽい棚(箱)は、上に荷物を置けますが、手前には置かない方がいいです。
救命胴衣が入っている大切なところですのでね。
出港までにももう旅は始まっている
12:00から乗船で、出港は12:50ですから50分もの間停まっていることになります。
とはいえ、乗船している人にとっては船の上でのお食事など、すでにクルーズ気分。
レストラン・サントリーニも12:00から営業しています。
というか、出港から40分後には閉店(笑)。
かもめ?うみねこ?と戯れながらの出港
12:50。いよいよ出港の時間となりました。
フェリー・いしかりは船の後部がどんどん岸壁を離れていくような形で
180℃ 向きを変えていきます。
このゆったりした時間が、忙しい日々を送る日本人の日常から解放された感じで、
とっても優雅に感じられる時間です。
旋回した後、進み始めたフェリー・いしかりはゆったりと仙台港から離れていきます。
閑散とした仙台臨海鉄道・仙台埠頭駅にも目をやりつつ、
停泊中の貨物船が景色の後ろに遠ざかっていくのを感じます。
気が付くと、かもめなのかうみねこなのか、
海鳥たちが追いかけるように船の周りを旋回していました。
それも、本当に目の前までやってくる!
それは、かっぱえびせんなどのスナック菓子をやるエサやりタイムでもあるようです。
こんな感じで・・・。 ↓
まぁ、この人工的な味を食べさせていいのかどうかはよくわかりませんが、
生き物と触れ合える経験は夏休み中の子どもさんたちにとって貴重だろうなぁと
ほほえましく感じました。
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手続きと車での入線までは前の記事で。