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Channel: ヘッドマーク・鉄道デザイン博物館 広報部2代目花梨
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いなほと海里とドキドキの風~強風抑止体験しましたVol.2~

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三瀬駅停車のまま1時間経過した。

カントが効いて傾く斜体を強風が揺らし、まるでゆりかごのようだった。

 

どこトレによると快速海里は多少の遅れは出ながらもなんとか進んでいるらしい。

「これ、村上まではきっと来るだろうけど、その後はわからんねぇ。」

そんなことをつぶやきながらまた刻々と時間が過ぎていきます。

 

やがて隣のホームに後続の普通列車がやってきました。

来春のダイヤ改正でこの地区での活躍を終えて姿を消すことになっているキハ40系。

当然のことながら、その列車も三瀬駅で抑止となります。

しばらくして、隣のキハから降りた乗客の方々がこちらの列車に乗り込んできました。

最初はよく意味が分からなかったけど、特急いなほ6号の車内でまとめて待機しながら指示を待つということだったようです。

 

停まってから1時間半ほど経過しただろうか、

「新潟駅直通される方~、代行バスがまいりましたので駅前にお進み下さ~い」という案内が流れました。

続いて「鶴岡・酒田方面に戻られる方はホーム向かい側の列車にお乗りください」という案内。

その結果、もともと多くはなかった乗客の大半が席を立ち、ガラガラに。

 

 

その後、息子が「トイレに行きたい」というので、乗っていた2号車の後方のトイレに行こうと思ったのですが、ふと思い立ち「せっかくだからグリーン車を見に行ってみよう」と荷物をまとめて移動しました。

3列に配置された大型リクライニングシートはかなり快適そうな様子。

そして1列ごとに仕切り壁があるのも個室感覚でいい感じでした。

 

どさくさに紛れて?このまま通路を進み車掌さんに様子をうかがってみると「もう少しで代行バスのご案内ができます」 とのこと。

 

その際、開け放たれたままの運転席が見られる大サービスが・・・。

もちろん、そんなサービスのつもりではないのでしょうが、貴重なものを拝見できました。

 

そこからドアの外を見ると、向かいのホームの列車が鶴岡へ引き返し運転出発。

大変なやりくりを一生懸命こなしている乗務員さんたちの姿を見ながら、自分たちのこの先の行程もいろいろと計算する私でした。

さて、11:35。

いよいよ私たちにもお呼びがかかりました。

村上方面への移動をする代行バスです。

 

案内されるままに進み、バスに乗り込みました。

子連れだとこういうところで写真を撮りづらいので乗ったバスの車窓から。

考えてみると、私が子供をわざわざこういうバスに乗せて旅をするなんてありえないことなので、数少ない体験チャンスをもらったと、(どこまで前向きやねん)都合よく解釈します。

 

つづく


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