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Channel: ヘッドマーク・鉄道デザイン博物館 広報部2代目花梨
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いなほと海里とドキドキの風~強風抑止体験しましたVol.3~

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三瀬駅で乗り換えた代行バス。

ハイデッカーの車窓はとっても見晴らしがいいんですよ。

さっきまで乗っていた瑠璃色の特急いなほ6号との時間を名残惜しみながらも、せっかくなのでバスの旅を楽しもうと気持ちを切り替えます。

 

息子はすでにバスの車内をきょろきょろしながら興味津々な様子。

キラキラ輝く照明器具を見て興奮気味にこんな一言を・・・。

 

「あれ、なかなかデンジャラスやねぇ~」

 

息子よ。

言いたいことはすぐにわかった。

 

それはデンジャラスじゃなくて、

ゴージャス

 

そんな爆笑の後、バスの係の人がこう言った。

「鼠ヶ関、桑川、村上に停車しま~す」

 

「あ、あの~、あつみ温泉に停まれませんか?」

なぜなら、いくらかでも海里に乗れる可能性を考えるとあつみ温泉で待つしかないのです。

桑川まで行ってしまうとすれ違いのリスクがあるし、鼠ヶ関にはそもそも停車しないのです。

 

係の人は関係個所に連絡を取ってくださり、無事にあつみ温泉駅に送り届けてくださることになった。

 

三瀬駅を出発し、国道7号線に出るとたしかに強風にさらされて海も大荒れでした。

ザッパンザッパ~ン!と打ち寄せる波を見ながらバスは進んでいきます。

私は再びどこトレでチェック。

先ほどからあつみ温泉駅で停車していた下りの特急いなほ1号は相変わらず停まったまま。

一方で快速海里は村上駅目前のところまでは進んできています。

「う~ん。海里はこのあと運転されるんかなぁ。とりあえずあつみ温泉駅で待てば何とかなるかなぁ。」

そんな期待を持ちつつ頭の中で計画を練り直し、約20分でバスはあつみ温泉駅に到着します。

正午過ぎのあつみ温泉駅。

やはり特急いなほ1号はそのまま抑止となっていて、そこから降りた人たちがいくつかの代行バスに案内されている所でした。

駅員さんたちもてんやわんやで、対応に追われています。

 

いくつかのバスが去った後、駅員さんに「このあと、海里は走りますか?」

と尋ねたところ、

「はっきりは言えませんけど、今停まっている特急が進まない限り進めないです。」

とのお返事。 まぁ、当然です。

 

まったく動きそうにないいなほ1号を横目に見ながら私たちも困り果ててしまいました。

すると、もうすぐ鶴岡駅直通の代行バスが来るという案内がありました。

このバスを逃すと鶴岡駅に戻れる保証がないことを考えて、乗ることにしました。

12:30発。 2本目のバス旅行です。

 

あつみ温泉~鶴岡の間は高速道路の無料区間があるので、す~っと進むことができました。

鶴岡市内に入ってちょっと進むのが遅かったものの、30分ほどで鶴岡駅に到着です。

 

つづく

 


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